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前立腺を摘出してもドライオーガズムできるの!?
2015年12月20日
こんにちは!ドラ研(ドライオーガズム研究部)の早穂です。
今日のテーマはちょっとシリアスな医療系のリサーチ。でもドライオーガズムを楽しんでいる人や、これから試したい人にとって気になる話だと思うので、しっかり調べてみました。
「前立腺を摘出したら、ドライオーガズムはどうなるの?」
前立腺がんの治療として、前立腺を丸ごと取り除く「前立腺全摘手術」があります。男性の平均寿命が延びた現代では、前立腺がんと長く付き合いながら元気に過ごす方も多い。でも治療を考えた時に「摘出後の体はどうなるの?」という不安を持つ方もいるはず。
前立腺の役割をおさらい
まず前立腺がどういう臓器かを確認しておきましょう。
前立腺は膀胱の下、直腸の前側に位置する、クルミ大の臓器です。男性だけが持っています。主な役割は以下の通り。
- 精液の一部(前立腺液)を分泌する: 全精液量の約20〜30%を占め、精子の運動を助ける
- 射精のコントロール: 射精時に尿道を閉じ、精液を外へ押し出すポンプとして機能する
- 性的快感の中枢: 前立腺自体が多くの神経と接続しており、刺激されると強い快感を生む「男性の性感帯」
ドラ研でドライオーガズムを目指すとき、前立腺を刺激するのはこの三番目の理由からです。
摘出後に何が起きるか
前立腺を取り除くと、まず射精ができなくなります。
前立腺は尿道の中間部分を囲んでいます。摘出すると尿道の途中がつながらなくなるため、精液の通り道が物理的に閉じられる。いわゆる「パイプカット」と似た状態が起きるわけです。
さらに、精液の一部を作る臓器そのものがなくなるので、液体の分泌自体も減少します。
この結果として——強制的にドライオーガズム状態になるというのが、多くの泌尿器科の見解です。
オーガズム自体は残るのか
気になるのは「射精できなくなるなら、気持ちよくなくなるんじゃ?」という点ですよね。
結論から言うと、オーガズム自体は手術後も経験できる可能性が高いです。
ただし、これを大きく左右する要因があります。それが「勃起神経の温存」です。
前立腺の両側には勃起を司る神経(血管神経束)が走っています。一世代前の前立腺摘出手術では、がんの取り残しリスクを避けるためにこの神経を一緒に取り除いていました。当然、手術後は勃起が難しくなり、オーガズムにも影響が出た。
近年のロボット支援腹腔鏡下根治的前立腺全摘術(ロボット手術)では、神経温存の精度が格段に上がっています。神経を温存できれば、勃起機能とオーガズムを感じる能力が術後も維持される可能性が高い。
摘出後のオーガズムはどう変化するか
ただし「以前と同じかどうか」という点では、多くの患者が「感覚が変わった」と報告しています。
主な変化として挙げられるのは次の点です。
1. ドライオーガズムの質感の変化
前立腺がなくなっても、勃起神経が残っていれば刺激に対して感じる能力は維持されます。ただし前立腺液という「感覚を増幅する分泌液」がなくなるため、以前に比べて収縮感のみが残るような感覚になったという声もあります。
前立腺そのものを直接刺激したときの、あの奥からじわじわ広がるような独特の快感は、前立腺がなければ当然得られなくなります。体験者の表現を借りれば「プレッシャーがかかる場所がなくなった感じ」です。
2. 逆行性射精の発生
摘出手術の種類や術後の状態によっては、射精しようとした際に精液が外に出ずに膀胱へ流れ込む「逆行性射精」が起きることがあります。本人は射精感に似た収縮を感じますが、外に出るものはない。
ある意味でこれも一種のドライオーガズム状態と言えますが、射精管理の感覚とは異なる体験です。尿と一緒に後から精液が出てくることもあり、これに戸惑う患者も多いと報告されています。
3. 神経回復には時間がかかる
神経温存手術を受けた場合でも、術後すぐに以前と同じ感覚が戻るわけではありません。神経の回復には数ヶ月から2年程度かかることもある。
術後のリハビリとして、陰圧器具(真空勃起装置)の使用や、PDE5阻害薬(バイアグラ等)の活用が有効とされています。性的なリハビリを積極的に行うことで、神経の回復を促進できるという研究もあります。
前立腺がないとドライ探求は終わりなのか
ドラ研的に正直に言うと——前立腺がない状態でのドライは、前立腺刺激によるドライとは異なります。
前立腺刺激によるドライオーガズムの醍醐味は、前立腺という性感帯を直接刺激する感覚です。肛門から指やプラグを入れて前立腺に圧をかけた時のあの独特の快感は、前立腺が存在してこそのもの。
摘出後は物理的にその刺激ができなくなります。
ただ、オーガズム自体は失われない。神経温存ができていれば、陰茎刺激やその他の性感帯への刺激によって、収縮を伴うオーガズムを感じることは可能です。射精を伴わない「ドライな収縮」として感じるオーガズムは残ります。
術後のリハビリで意識してほしいこと
泌尿器科での術後フォローは「排尿機能の回復」に重点が置かれることが多く、性的な機能の回復についての話が後回しになりがちです。でも、性的な快感やオーガズムは「生活の質(QOL)」に深く関わる部分。遠慮せず主治医に相談することが大切です。
具体的に聞いてほしい点:
- 手術の方法は神経温存型か否か
- 術後に勃起補助として陰圧器具(VED)の使用は適切か
- PDE5阻害薬(バイアグラ、シアリスなど)の処方について
- 性的リハビリを専門とするクリニックの紹介
日本でも「ペニスリハビリ(ペニスリハ)」という考え方が広まっており、術後の早い段階から適切な刺激を加えることで神経回復を促す取り組みが行われています。放置するよりも、積極的に動いた方が回復の可能性が高いというのが現在の医学的な見解です。
パートナーがいる場合の話し合い
前立腺摘出後に「パートナーにどう伝えるか」という悩みを持つ方も多いと聞きます。
射精がなくなることで「男性としての機能が落ちたと感じる」「パートナーに申し訳ない」という心理的な負担が生じるケースがあります。でも射精は生殖のための機能であって、快感を与え合うことの全てではありません。
オーガズムが残れば、快感は続く。射精がなくても、前立腺以外の感覚(陰茎の摩擦、皮膚への刺激、心理的な興奮)によって充実したセクシャルライフを送ることは可能です。パートナーと一緒にリハビリに取り組むことが、関係の新しい形を作るきっかけになることもあります。
まとめ
- 前立腺を摘出すると射精は基本的にできなくなる(強制ドライ状態)
- 神経温存ができていればオーガズム自体は残る可能性が高い
- ただし前立腺刺激によるドライ独特の快感は得られなくなる
- 術後の感覚回復には時間がかかり、個人差が大きい
- ロボット支援手術の進歩で神経温存の精度は年々向上している
- 性的リハビリについても主治医に積極的に相談することが回復の鍵
前立腺がんと診断された時、「オーガズムはどうなるのか」という不安を抱えるのはごく自然なことだと思います。治療の選択肢を主治医と相談する際に、神経温存の可否と術後の性的リハビリについても確認してみることをおすすめします。
ドラ研では、病気や手術と向き合いながらも性的な楽しみを諦めたくないという気持ちを、ちゃんと肯定したいと思っています。体のことを一緒に考えていきましょう。
では、また次回!
